■みなし相続財産とは
本来は相続財産に当たらないものの、 被相続人の死亡によって相続人のものとなった財産を相続税法上相続財産とみなすことがあります。
その財産のことをみなし相続財産といいます。(相続税法3条各号)
みなし財産は本来では相続財産ではないため、通常の相続の手続きなどは必要なく受け取ることが可能です。
しかし、相続税法上は相続財産とみなされ課税対象となるため、注意が必要となります。
■みなし相続財産の具体例
1生命保険金
生命保険金は本来は保険金受取人として設定されたものが保険金を受け取る資格があるため、相続財産とは言えないとも思います。
しかしながら、生命保険金は被相続人の死亡によって相続人ものとなった財産であり、 保険金を支払っていたのは被相続人あることから相続財産とみなされます。
2 死亡退職金
こちらも前期と同様に、被相続人の死亡によって相続にのものとなった財産ですから相続財産とみなされます。
金銭だけでなく物や権利として受け取った場合でもみなし相続財産として課税対象になるため合わせて注意が必要となります。
みなし相続財産とは
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