債務整理に関する記事一覧/ふくおか司法書士法人(福岡県福岡市中央区)

債務整理

いま抱えている借金を減額したり、返済義務を免除して貰うための方法のことを債務整理といいます。その債務整理の方法には、主に3つの方法が存在します。具体的には、任意整理・個人再生・自己破産の3つです。

・任意整理
任意整理とは裁判所を介することなく、直接、債権者(銀行や消費者金融業者など)と債務者が話し合いを行い、借金の減額を目指す債務整理の方法となります。任意整理が成功した場合、将来利息や遅延損害金の免除を得ることができます。

将来利息や遅延損害金が免除された場合、債務者は残債務を30回から60回で分割弁済することになります。これは、債権者と債務者が話し合いを行った際に、和解を結ぶからです。和解の合意内容に基づき、債権者は債務者の将来利息などを免除し、債務者はその代わりに残債務を分割弁済するのです。

・個人再生
個人再生とは、裁判所を介して大幅な債務の圧縮を目指す債務整理の方法となります。個人再生の大きな特徴としては、債務整理を行っても住宅などの資産を手元に残すことができるという点です。

また、自己破産といった債務整理の方法では、パチンコや競馬、FXなどのギャンブル・浪費による借金が免責不許可事由に該当するため、なかなか免責を申立て難いという現状があります。しかし、個人再生ではギャンブルなどによる借金も減額・圧縮の対象になりますので、安心して債務整理を行うことができます。

・自己破産
自己破産は、裁判所に申立てを行い、借金の返済義務免除(免責)を受ける債務整理の方法となります。借金の返済義務が免除されるということは、実質的に借金がなくなるということです。

借金がなくなるという大きなメリットがある一方で、同時に資産を清算しなければなりません。また、官報に名前が掲載され、信販会社や金融業者のいわゆるブラックリストに登録されてしまいます。

このように、自己破産は大きなメリットがある一方で大きなデメリットも存在します。そのため、自己破産は債務整理の方法のなかでも最終手段だと考えておくと良いでしょう。

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