売掛金支払請求権はについては、回収が遅れた場合、他の債権者に支払いを回され、自社への支払いが行われなくなる可能性があります。
そのため、適切なタイミングで回収する必要があります。
愚痴的には、以下の方法により、売掛金を回収していきます。
まず、売掛金の支払いが遅れた場合は、すぐに買主に連絡を取り、支払が遅れた理由、支払可能時期について確認する必要があります。
これと並行し、以下の対策を講じることが重要です。
■出荷を停止する
新しい出荷を停めることで、回収すべき売掛金の増加を抑えます。
買主に対し、未払い金の支払いがあるまで出荷を停める旨告げ、出荷を停めます。
■相殺可能債権を探す
仮に自社から買主に対する未払い金が存在する場合は、これと売掛金回収請求権を相殺し、回収すべき売掛金を減らすことができます。
■未払いの売掛金につき、契約書を確認する
契約書の有無を確認します。
また、買主の協力が得られる場合は、まず未払金残高確認書を作成します。かかる書類の存在により、仮差押えや訴訟等の強制的な回収に臨む場合に有力な証拠となります。
次に、決算書の提出を要求します。これは、支払が遅れている場合にも、行う必要があります。
次に、商品の引き揚げを行います。買主との売買契約を解除し、商品を引き揚げることで、未払いの売掛金を減らすことができます。
ただし、買主が引き揚げに承諾しない場合、引き揚げても他社に転売できない場合、買主が転売済みの場合は、引き揚げを行うべきではありません。
また、買主が商品を他に転売している場合には、支払口座を編子することが考えられます。
さらに、買主に資産がなく、社長に個人資産がある場合には、売掛金につき絹氏の社長に連帯保証人となってもらう方法も有効です。
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売掛金の回収~未払い・不払いの回収方法~
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